出産前は母乳で!と考えていても、母乳が安定するまでミルクを使用していたママも多いのではないでしょうか?
母乳オンリーの病院もありますが、最近ではそれぞれの事情に合わせて、出産直後は母乳とミルクの混合育児にし、ママに無理なく育児をしてもらう病院も増えています。
病院ではミルク用品が用意されていますが、退院した後は自分で用意する必要があります。
今回はミルクの作り方、粉ミルクや調乳の道具をくわしく紹介します。
目次
用意するもの
ミルク
缶に入った粉、スティックの個装に入った粉、キューブがあります。
どれも赤ちゃんに必要な成分は入っていますので、ミルクの頻度、赤ちゃんの体質や好みに合わせて選んでくださいね。
- 缶に入った粉
- 安価で大量に使うママ向け
- スティック
- 持ち運びに便利。外出時におすすめ
- キューブ
- 少し割高ですが、保存性、携帯性に優れています。作りやすさも◎。
消毒した哺乳瓶
消毒し、清潔な哺乳瓶を毎回用意します。消毒には、
- 煮沸消毒
- レンジ消毒
- 薬剤消毒
があります。実際にすべてやってみましたが、レンジが1番楽です。
なお、哺乳瓶にはガラスタイプとプラスチックタイプがあります。
個人的には、プラスチックタイプがおすすめです。
軽いですし、割れる心配がありません。
プラスチックは強度に不安がある方もいるかもしれません。
実際に使ったところプラスチックでも2年は問題なくもちました。
哺乳瓶はプラスチックで!
乳首
哺乳瓶にはそれ専用の乳首を購入する必要があります。哺乳瓶と一緒に購入するとよいでしょう。
飲んでいるうちに穴がさけてしまったりすることも多いので、予備で1つくらいは持っていると安心です。
ただ、赤ちゃんの月齢によって、飲み口の穴の形が違います。たくさん用意しても、赤ちゃんが大きくなり、使えなくなってしまった。。。ということになりかねませんので、ご注意くださいね。
お湯
一度沸騰させた、70度以上のお湯を用意します。
一度沸騰させるのは、お湯自体の細菌を殺菌するためです。しかし、そのまま沸騰したお湯をミルクに入れてしまうと、ミルクの栄養素が破壊されてしまいます。
ミルクの粉についてる細菌も殺菌する必要があるため、冷ましすぎず、70度以上のお湯を注ぎます。
水(湯冷し)
お湯を入れただけのミルクでは熱すぎるため、一度沸騰させて冷やした水(湯冷し)か調乳用の水を用意しておき、お湯で溶かしたミルクに混ぜ、適温にするのが一般的です。
ミルクの具体的な作り方
- 手をよく洗う
- 消毒した哺乳瓶を用意する
- ミルクを計る(粉の場合は蓋のところですりきりにします)
- 哺乳瓶にミルクを入れる
- 哺乳瓶にお湯を半分程度まで入れる
- 哺乳瓶をよく振る
- 湯冷しかお湯を規定量まで入れる
- 熱い場合は冷水に哺乳瓶をつけて人肌まで冷やす
- 瓶の外側を触っただけではミルク自体の温度がわかりにくいので、腕の内側にミルクを垂らして温度を確認する
おすすめミルク用品
ミルク
アイクレオのバランスミルク
産院で使っていた方も多いのではないでしょうか?
初乳と同じ黄色をした、母乳と同量のナトリウム量を含むミルク。
明治 ほほえみ らくらくキューブ
キューブタイプは明治のほほえみしかありませんので、キューブを希望であればこちらになります。
哺乳瓶
ピジョン Pigeon 母乳実感 哺乳びん プラスチック製 アニマル柄
軽くて壊れにくいプラスチック製。
育児をしていると、急に乳首が壊れた!なんて時ありますが、このシリーズは大抵ののドラックストアに売っています。この汎用性の高さも魅力です。
こちらは付属の乳首が3ヶ月ころからなので、新生児から使用する場合はこちらも一緒に購入するとよいでしょう。
洗浄、消毒器具
哺乳瓶用洗剤
食品に使われている成分だけを使用した、安心な洗剤です。無リン・無着色。
哺乳瓶用ブラシ
哺乳瓶は長いため、普通のブラシではそこまで届きません。
専用のブラシを使うことをおすすめします。
消毒器具
煮沸消毒
煮沸消毒をする場合、大きくて深めの鍋に水を入れて沸かし、その中に哺乳瓶(7分)、乳首(3分)、キャップ(3分)を入れます。
鍋とコンロさえあれば他に必要な道具はありません。
レンジ消毒
専用の器具に哺乳瓶や乳首を入れます。網の下には水をいれ、レンジで5分間加熱します。
加熱した蒸気で哺乳瓶内部まで消毒する仕組みです。短時間で手軽にできるため、忙しいママにおすすめです。
薬剤なども使用しないため、余計なコストもかかりません。
デメリットは加熱後すぐに使うには熱い点、レンジがないと使用できない点です。
薬液消毒
水と専用の薬剤を入れ、浸しておきます。
ミルトンという薬剤であれば、哺乳瓶はすすいだりせずにそのまま使用できます。
コンロやレンジがない場所でも錠剤、入れ物、水があれば消毒できますので旅行先ではこちらがおすすめ。
レンジ、薬剤、どちらがいいのか悩んだ場合は、どちらにも使用できる、このケースがおすすめですよ。
個別で買うのが大変!そんな方にはセット売りもあります!
お湯
お湯は沸騰させた後少し冷ましてから使うという、少しめんどうな方法をとる必要があります。
泣いている赤ちゃんの横で、ミルクを作るたびにやるのは大変ですよね。
そこでおすすめなのはウォーターサーバーのお湯を使うこと。
ただし、使用できないミネラルウォーターもあるため、公式サイトに赤ちゃんのミルクにも使用できると書かれているものを使いましょう。
ミルクに使用できるウォーターサーバーはない場合、次におすすめなのが、調乳ポットです。
お湯はレンジで沸かせますし、最適な温度にしばらくの間保ってくれます。
また、ミルク作りに最適な保温できる水筒も、一つはあると外出時にも使用でき便利です。
ミルク作りが終わっても、外遊びの時などに活用できるのもうれしいですね。
湯冷し
湯冷しは、ミルクに使用できるウォーターサーバーがあれば必要ありませんが、あらかじめ用意する場合は普段は消毒済みの哺乳瓶に入れるとよいでしょう。
まとめ
ミルク作りには最低限
- ミルク
- 哺乳瓶
- お湯
- 消毒器具
- 哺乳瓶用洗剤とブラシ
が必要です。
調乳ポットやウォーターサーバーを利用して、少しでも楽をして育児を乗り切ってくださいね。