お祭りシーズン到来、出店で金魚すくいをしてお家に持ち帰ったかたも多いのではないでしょうか?
これから金魚すくいに行く方、すくった当日の方は
お祭りの定番!金魚すくいのコツとすくった当日にすること
を参考にしてくださいね。
今回は長く飼育するために必要な道具や、子どもと一緒に上手にお世話をする方法をまとめました。
目次
水槽の大きさは?
ろ過装置の有無など、環境にもよりますが、目安としてはこのようになります。
サイズ | 水量 | 小型(2〜3センチ) | 中型(4〜5センチ) | 大型(6センチ〜) |
---|---|---|---|---|
金魚鉢 | 5リットル | 1匹 | × | × |
30センチ | 12リットル | 2匹〜3匹 | × | × |
45センチ | 35リットル | 6匹〜7匹 | 3匹〜4匹 | × |
60センチ | 60リットル | 10匹〜12匹 | 6匹〜7匹 | 3匹〜4匹 |
90センチ | 160リットル | 15匹〜18匹 | 8匹〜9匹 | 5匹〜6匹 |
一見、小さな水槽の方が飼育しやすそうに思うのですが、小さい水槽は水量が少ない分、水が安定しにくいため、初心者には向きません。
なるべく大きな水量に少ない数で始めてみてほしいです。
ただ、そうは言っても置き場や、予算、お世話の大変さなどを考えると、むやみに大きな水槽も用意できませんよね。
「初心者はまず60センチの水槽」とよく言われますが、ママが子どもとお世話をすることを考えると、私は45センチの水槽をおすすめします。
45センチの水槽に小型金魚を1〜2匹いれて1、2ヶ月ほど飼育してみてください。
その後、水の汚れ具合や金魚の状態をみながら追加してみましょう。
ろ過装置は必要?
ろ過装置はあったほうがいいです。金魚はよく食べます。そのため、フンによりかなり水が汚くなります。ろ過装置がない場合、より多い頻度で水を取り替える必要があります。ろ過装置さえあれば、後述するエアレーションはなくても大丈夫です。
エアレーション(ぶくぶく)は必要?
ろ過装置があれば、必要ありません。エアレーションの目的は、水を動かし空気と触れさせることで、水の酸素濃度をあげることです。ろ過装置がある場合はろ過装置が水を動かし、その役目を果たしてくれるので、基本的にはエアレーションは必要ありません。
ただし、水槽に対してろ過装置が小さかったり、酸欠になりやすい状態であれば、エアレーションを追加してあげてください。
砂利は必要?
砂利は必須ではありません。しかし、あったほうが飼育がしやすくなります。砂利にもバクテリアがすみつき、水の浄化を助けます。金魚じたいも、反射する水槽よりも石のあるほうが落ち着きます。
また、ゴミが目立ちにくいなどの利点もあります。
デメリットとしては、石があると掃除がしにくいことでしょうか。
石を入れる場合はとがった石は金魚の体を傷つける場合があるので、丸いものを選びましょう。また、水そうに入れるときはよく洗ってくださいね。
エサはどうする?
金魚用のエサを1日に1、2回与えます。5分程度で食べきれる量を与えてください。多すぎると水質が悪化したり、金魚が消化不良を起こしたりしてしまいます。
食べ残しがある場合はかならず取り除いてくださいね。
子どもはエサやりが好きなので、何度も多量にやりたがるかもしれません。
ぜひ、金魚は食べ過ぎると、具合が悪くなるということを教えてあげてください。生き物を飼う、ということはその生き物の生態にあった飼い方をしなくてはいけない、としっかり伝えたいものですね。
なお、金魚が小さい場合、丸いタイプのエサは食べられないことがあります。フレーク状のものは大きさにかかわらず食べられるのでオススメですよ。
エサやりは子どもができるお手伝いのひとつ。
朝起きてすぐ、など時間を決めて、毎日やらせみるとどうでしょうか。
ただし、子どもはうまく加減ができないため、どさっと大量に入れてしまう場合もあります。
エサは容器にうつしかえ、小さなスプーンを一緒にいれておくなど、なにか一工夫があるとよいでしょう。
お手入れ方法は
水換えの頻度は?
水槽の大きさや金魚の数により、一概には言えませんが、我が家の場合は冬場で3〜4週間に1/3程度、夏場では1〜2週間に1/3程度の水換えを行っています。
水槽の立ち上げ直後はバクテリアが少ないため、少し交換頻度を上げてもよいでしょう。
水質悪化のサイン
このようなサインが出た場合は早めに水換えをしましょう
- 水の泡が消えにくい
- 金魚が水面でパクパクしている
- 水がにごっている
- 金魚の動きが悪い
ろ過装置は洗いすぎない
水造りに必要なのはバクテリアの繁殖なので、過度な洗浄、消毒はしないようにしましょう。
ろ過フィルターを変えることと同時に水換えをしないようにするなど、バクテリアを残す、ということを意識してみてください。
水槽のお手入れは子どもによっては嫌がるかもしれません。
しかし、生き物を飼う、ということは“汚いもの”の処理も必要ということを教える良い機会ではないでしょうか?
ぜひ、お休みの日に一緒にやってみてくださいね。
結局何を買えば良い?
水そうはセットで買うとおとくです。それなりの容量でろ過装置付きとするとこの辺りのセットがおすすめ。
砂利は
エサはこちら。ただ、個体によって好き嫌いがあるので、お気に入りを探してあげてくださいね。
あれば便利なもの
カルキ抜き
バクテリア
適量入れてあげると、水質が安定しやすいですよ
まとめ
せっかくお家にやってきた金魚です。大切に長く育てていきたいですね。
子どもたちもお世話をされる側からお世話をする側になることで新しい姿を見せてくれるようになるでしょう。