先日、子育て講演会に行ってきました。
そこで先生が話されていたのが、
「上の子にとって、下の子が生まれる、というのは、パパが新しい女性を家に連れてくる、という心境と同じなのよ」
「そして、パパに「お前のお気に入りの服をあげなさい!」なんて言われたら、そりゃあ面白くないわよね」
「お気に入りのおもちゃを貸しなさい、あげなさいっていうのはそういうことなのよ」
と。
いや〜。分かりやすい例えですよね。
来ていたママ達はみな、大きくうなずいていました。
上の子にとって下の子が生まれるということは、楽しみである反面、不安や寂しさも感じる、そんな体験なんでしょうね。
今回は2人目以降を妊娠、出産する際に気をつけたい、上の子へのケアの方法をまとめてみました。
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目次
1、一番かわいいのはあなたと伝える
うちは一番上が女の子、二番目が男の子なので、「世界で一番可愛い女の子だよ」と、伝えていました(ずるい笑)。
他にも
「やっぱり、初めての子どもだから特別かな?」とか、子どもで誰が一番好き?と聞かれた時は
「一番一緒にいるお姉ちゃんかな?」
など、あなたは特別、ということを話しています。
きょうだいは平等、と考えがちですが、自分の子ども時代を思い返すと、それでもきょうだいの中の特別でいたかったなと思うからです。
「(あなたが特別なことを知ると)かわいそうだから、弟には内緒ね」というと嬉しそうに内緒にしてくれますよ。
2、下の子を上の子大好きにする
妊娠中はお腹に子どもが話しかけた時
「あなたが話しかけると動くね!きっと大好きなんだね〜」
など、下の子はお兄ちゃんやお姉ちゃんが大好きなんだ、ということを教えるようにします。
生まれてからも、手を握った時、笑った時、
「ママよりお兄ちゃん、お姉ちゃんが好きみたいね〜」
なんていうと、泣いている時など
「はぁ、もうママじゃあダメなんだよなぁ」
と言いながら、はりきってお世話してくれるように。
なぜかそう言いながら育てると、下の子も
「自分はお兄ちゃん、お姉ちゃんが好きなんだ!」
とある意味洗脳されるようで、上の子大好きっ子になりますよ。
3、2人一緒におんぶと抱っこをする
可能であれば、一緒におんぶや抱っこをしてあげたいです。
下の子に抱っこや授乳をしている場合、上の子にはおんぶをしてあげるか、おんぶが難しい場合は、背中にくっついていてもらうなど、同時にスキンシップをとれると子どもは安定しますよ。
上の子が小さい場合は、おんぶ紐と抱っこ紐を組み合わせ、同時にだっことおんぶ、という強者もいましたよ。
4、一緒にお世話をする
オムツを替えたり、あやしたり、布団を掛け直してあげたり、子どもでもできるお世話はたくさんあります。
「さすが、上手だね!喜んでいるね!」
とうまくのせながら、一緒に楽しんでできるよいですね。
5、赤ちゃんより大きい子の方がかわいいと伝えておく
赤ちゃんが生まれると、皆の注目は赤ちゃんに向きます。今まで集めていた視線をすべて生まれた赤ちゃんが持っていく、というのはやっぱり寂しいですよね。
娘も
「赤ちゃんになりたいな〜戻りたいな」
ということがありました。
その時には「戻ることないよ、今の方がかわいいからね」と何気なく伝えたようなのですが(覚えてない)、今でも時々、「ママは今の○○が好きなんだよね。そう言ってくれたもんね」と確認するように言うことがあります。
“赤ちゃんに戻らなくても、今のままでよいのだ”そう思えた時、赤ちゃん返りをする必要がなくなるのかもしれませんね。
まとめ
先日、長女は家の中にいて、下の男の子が外で自転車に乗っていました。
調子よく乗っていたところ、段差で転び、大泣き!
するとパッと家から長女が飛び出てきて、長男を抱えながら、
「大丈夫、大丈夫!お姉ちゃんが自転車片付けてあげるからね!ほら、痛くないよ〜」
と言いながら、自転車をしまってくれました。
いつもは、
「あれ取ってきて!」
など、弟をアゴで使う姉ですが、やっぱりお姉ちゃんなんだな、と感心しました。
親から上の子へ与えた愛情は、そのまま下の子へも流れていくのかもしれませんね。
どうしても、小さくて手のかかる弟、妹を優先させがちになりますが、少しだけ意識をするだけで、子育てが楽になるかもしれませんよ。
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